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ゆるんだ先にあるもの 【陰ヨガクラス】静岡県湖西市のヨガスタジオ STUDIO ON(オン)

ゆるんだ先にあるもの 【陰ヨガクラス】 ヨガスタジオ STUDIO ON

~ゆるんだ先にあるもの~

こんにちは。Studio ONで季節の養生ヨガと陰ヨガを担当している片山千亜紀です。
今回は、私がなぜ陰ヨガを行っているのか、これまでの歩みを交えてお話しします。

30代の終わり、運動不足をきっかけにヨガを始めました。仕事や家事・育児から離れ、自分のためだけに過ごす時間が持てたことが、何より新鮮でヨガの時間が楽しみになっていきました。
当時はカメラの撮影の仕事をしていて、前屈みの姿勢で、息を止めてシャッターを切ることを繰り返す毎日。慢性的な首や肩のこり、浅い呼吸が当たり前の状態でした。ヨガを続ける中で、そうした自分の身体の癖に初めて気づき、動かすことの心地よさや、ヨガをした日の深い眠りに惹かれていきました。

もともとわたしは、頑張ることが当たり前のタイプでした。「真面目だね」と言われても、それが普通で、どこか生きづらさを感じながらも、その理由はよく分からないままでした。

40歳をすぎた頃、ホルモンバランスの変化もあり、過呼吸、パニック発作など自律神経の不調を経験します。そこで初めて、自分が無意識のうちに強い「緊張状態」で過ごしていたことに気づきます。ヨガで自律神経にアプローチできると知り、学びを深めたい思いから指導者養成スクールへ。資格を取り、指導も始めました。身体を動かす心地よさや、生徒さんに伝える喜びもあり、学びを深める時間はとても充実していました。

一方で、また別の自分が見えてきます。ゆったり系のヨガよりもアクティブに動くヨガが好き。もっと柔らかくなりたい、難しいポーズが取れるようになりたい。と、できる人と比べては落ち込み、ヨガでリラックスするはずの時間でも、どこか力が抜けないでいました。
「力が入っているよ」と言われても、自分ではその感覚がよくわからない。頑張ることが当たり前で、無意識の緊張状態は変わらないままでした。頭では理解していても、身体の反応は変えられない。そんなもどかしさを抱えながら、悩み続けていました。

身体は以前より整ってきたはずなのに、「不安」は消えない。年齢や環境の変化、健康への不安も重なり、気づけばまた緊張している。そんなとき、陰ヨガに出会いました。

ポーズの中で静かにとどまる時間。無理に動かそうとしない中で、これまで気づかなかった深いところの緊張が、少しずつ緩んでいきました。
終わった後の、身体の軽さと頭の中の静けさ。そして何より、感情が自然と湧き上がってくることに驚きました。感動して涙が出たり、怒りをそのまま感じられたり。張り詰めていた神経がゆるみ、少しずつ「安心できる感覚」を思い出していくようでした。
これまで押さえ込んでいた感情が、自然とほどけていく感覚でした。

身体は思っている以上に正直で、本来の状態へ戻ろうとする力を持っているのだと感じています。痛みや不調も、ただの不具合ではなく、”何かに気づくためのサイン”なのかもしれない。頭で考えた正しさや、周りの基準に合わせることよりも、自分の身体で感じる「安心感」を大切にしたい。そう思うようになりました。

不足しているものに目を向け、できない自分を補おうと頑張る。そうやって安心感を探していました。今は、余計なものを手放していくことで、自然と整っていく感覚があります。今は、その過程そのものを楽しめるようになっています。

「緊張」は、こうあるべきだと握りしめていた自分の姿。そして「リラックス」は、何も足さない、”本来の自分”そのものなのだと。
動くことも大切。それは今でも大好きです。
そして同じくらい、止まって静かにゆるみ、流れに身を委ねることも大切だと感じています。
どちらかに寄るのではなく、あいだに還る。
自分の状態を知り、必要なことを選んで整えていく。それは自分に対する大きな優しさでもあると思うのです。

ヨガのレッスン全般ですが、レッスンの際、大切にしているのは、まず「集中すること」。
身体の感覚に意識を向け、自分の内側を観る力を養っていきます。体の使い方もできるだけシンプルに伝え、気づく力を育てていくことを大事にしています。
一方で、陰ヨガでは、何かをしようとするのではなく、重さに身を委ね、ただ緩んでいくのを待ちます。静かで安心できる時間の中へ、自然と戻っていけるよう寄り添っていきます。

日々の生活は、思考が優位になりやすく、身体の感覚は後回しにされがちです。だからこそ、自分の内側に戻る時間が必要だと感じています。

人は「身体を通して気づいていく」もの
ヨガの時間が”本来の自分”に
還るきっかけになれば嬉しいです。

最後までお読みいただきありがとうございました。 片山千亜紀

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