「心の働き」とは思考・感情・反応のこと静岡県湖西市のヨガスタジオ STUDIO ON(オン)
投稿日:
以前のブログで『ヨガとは?』について書かせていただきました。
『心の作用を止滅すること』 (パタンジャリ「ヨガ・スートラ」)
止滅とは、制御、抑制のことです。
『心の働きを静めること』と書いています。
パタランジャリは定義もしています。
『心の波立ちを制御することができたら、その人はヨーガをしていることになる』と。
波が荒いと海底は見えません。波を静めて海底を見よう!それがヨガでやりたいこと。
心の働きとは?荒波とは?
心の働きとは、思考・感情・反応のこと。心の働きとは、心が動き回ることを言います。心はすぐに動き変化します。心が動くことが悪いことではなく動きすぎて振り回されないことが大事です。そもそも、心が動くとは…?!
散歩で例えるとします。
①いつも通り気持ちよくスタート→穏やか
②なんだか空は雨雲に変わり雨が降りそう→不安
③歩いているとタバコのぽい捨てを目撃→怒り
④ポツポツと雨が降り始める→焦る
洗濯物を外に干したまま→心配
⑤道ばたには事故に遭った猫に遭遇→悲しい
⑥帰宅すると洗濯物は濡れずに済んだ→安心
この様に短い時間で次から次へと心は動きます。そして1日の中には色々なことがあり、そのたびに思考は動き続けています。止まることはほとんどありません。人は、ずっと同じことを考え続ける方が難しいくらい心は移り変わっていると言われています。(研究では人は、1日に何万回も思考を繰り返しているらしい) そしてその思考は、厄介なことに苦しい方へいくことが得意でネガティブに向かう割合の方が多いです。
苦しみを自分で作りだし、不安を大きくするのも自分、悲しみを倍増させるのも自分。
自分は何に苦しみやすいのか、何に不安になりやすいのか、何に悲しみやすいのか、どんなときに喜び心躍りすぎてしまうのか。自分の思考の癖に気がつき、そこに振り回されたり飲み込まれないためにヨガをします。ヨガとは、心の働きをそっと観ていく練習です。心が静まると冷静に世界をみることができます。選択が変わったり考え方が変わっていきます。元に戻るように変わります。
私たちは、もともと安らかな状態にあります。そこに戻りたいのです。
ヨガでは心を静めるためには2つの方法があると言われています。その1つが練習すること〔修習=アビイアーサ〕
条件は3つ。長い時間・続けること・誠実な心で練習〔修習〕すること。これは、忍耐と献身と信念です。
そうすると意思が揺れなくなり、心が振り回されることがなくなると言われています。
日常生活でもこの練習はできます。まずは、小さく決めて、毎日コツコツ続けること。やる気があるからやるのではなく、やると決めたからこつこつひたすらに続けることが大切です。続けた、と言う事実が自分を信じる力になり自信になります。これが、思考が移り変わっても意思がぶれない心をつくってくれます。
2つ目は、無執着〔離欲=ヴァイラーギャ〕結果を手放していくこと。つかまないこと。
練習を続けたとしてもそこに結果を求めないことも大切。良くても悪くても流していくことを無執着といいます。強い欲から離れることを続けると心は穏やかです。期待というものがないと、結果がどう出ようとも失望を知らないから。それは希望がないとは違います。
見返り、結果がなくても嬉しい気持ちや幸せな気持ちになったことは必ずあるはずです。
ヨガのポーズの時間は、この練習の繰り返しです。体を無理矢理にコントロールしようとしたり、隣の人は何も思っていないのに戦おうとしたり、出来ない自分に過剰に悲しんだり…。そうではないと言うことを繰り返し繰り返し自分に伝えながらマットの上で練習します。
ヨガのクラスでよく耳にする「人と比べるのはやめましょう」「自分の呼吸を聞きましょう」「無理をしなくて良いです」の裏にはこんな意味があるのだと思います。そしてマットから降りて日常へ戻ってからもそんな風に生活が出来ると生きることがとても幸せになります。
ヨガのゴールは、
【いつも穏やかで自然と周りの幸せを願える状態】
だからこそ私たちはヨガをします。波を静めて海底を見よ…。
studio ONでは、このように心を観る練習もしています。体からのアプローチ、メンタルからのアプローチでみなさんが少しでも日々を
楽しく幸せに生きていけたら良いなと思っています。